主訴
2024年9月頃に来院されました。 1ヶ月前から朝方や運動後に右ふくらはぎのこむら返りが出現するようになったとのこと。特にランニング後や長時間の外回り営業後に発症しやすく、強い痛みで一時的に歩行が困難になることがあるそうです。最近は軽いストレッチ中にも違和感を感じることが増えています。
営業職として日中は外回りが多く、長時間の歩行や階段昇降を繰り返している状況。仕事中の水分補給は不規則で、夕方には下肢の張りやだるさを自覚されていました。
症状が改善したらしたい事:
- 運動後や仕事後でもこむら返りを起こさないようにしたい
- 安心してランニングや運動を継続したい
- 仕事中の下肢の疲労感を軽減したい
- 日常生活を快適に過ごしたい
初回施術
右下腿三頭筋(腓腹筋・ヒラメ筋)の筋緊張が著明で、足関節の柔軟性低下と下肢の血流循環低下を確認しましたので、
- 運動負荷と疲労管理の指導
- ふくらはぎの血流改善を目的とした手技療法
- 下腿部の筋緊張緩和を目的とした鍼灸施術
- 足関節および下腿のストレッチ指導
- 水分・電解質補給の指導
を行いました。 施術後、ふくらはぎの張りが軽減し、足の動かしやすさが改善したとのことでした。
2回目の施術(1日後)
こむら返りは軽減傾向にあるものの、運動後に違和感が残存していましたので、
- 下腿部の筋緊張を緩和する手技療法
- 鍼灸施術(局所:腓腹筋・ヒラメ筋・アキレス腱周囲への刺鍼、遠隔:循環改善・疲労回復を目的とした経穴への刺鍼)
- 足関節の可動域改善
を行いました。また、運動前後のウォームアップ・クールダウンの徹底指導と、ふくらはぎのセルフストレッチ方法をご説明しました。
3回目の施術(2日後)
運動後のこむら返り頻度が減少し、日常の違和感も軽減傾向でしたので、
- 下腿部の筋緊張緩和手技療法
- 鍼灸施術(ふくらはぎ中心)
- 電気鍼による深部筋アプローチ
- 下肢の循環改善エクササイズ
を行いました。また、軽い筋力トレーニング(カーフレイズ、チューブトレーニング)の指導と、ランニングフォームと負荷調整についてご説明しました。
1か月後
運動後のこむら返りは大幅に減少し、仕事後の足の疲労感も軽減されたとのことでしたので、
- ランニング後のストレッチ継続
- 下腿筋の筋持久力トレーニング継続
- 水分・電解質補給の習慣化
- 疲労時のケア(アイシング・温熱)の併用
についてご指導しました。
2か月後
運動後もこむら返りはほぼ消失し、長時間の歩行でも症状が安定してきたとのことでしたので、
- 運動量の適正管理
- 下肢の柔軟性維持トレーニング
- 体幹トレーニング導入
についてご指導しました。
3か月後
こむら返りはほぼ消失し、再発も認められませんでした。
運動・仕事ともに支障なく過ごせるようになったとのことです。
再発予防のためのストレッチ継続、運動前後のケア習慣の維持、疲労管理と水分補給を継続されています。
考察
この症例では、営業職としての長時間歩行や運動後の疲労蓄積、不規則な水分補給などが複合的に影響し、下腿三頭筋の筋疲労と血流低下が生じ、こむら返りを誘発したと考えられます。
初期からの筋緊張緩和、循環改善、運動負荷の調整により症状の軽減が得られました。鍼灸施術では局所の筋緊張緩和に加え、循環改善と疲労回復を目的とした施術を行い、再発予防に寄与しました。
運動前後のケアとセルフストレッチの継続が症状の安定化に重要であったと考えています。
ポイント
運動後のこむら返りは、筋疲労と循環不良が主な原因となりやすい症状です。
ウォームアップとクールダウンの徹底が予防に重要であり、鍼灸施術は筋緊張緩和と循環改善に有効です。
水分・電解質補給の習慣化は再発予防に不可欠であり、疲労管理とセルフケアの継続が長期的な改善につながります。















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こころ接骨鍼灸マッサージ院 沓谷本院でございます。