28歳女性 腰痛の改善症例(家事や育児による負担、姿勢不良、運動不足)

主訴

2024年10月、数か月前から腰痛に悩んでいて、最近は特にひどくなったと来院されました。

  • 長時間座っていると腰が痛くなる
  • 子どもを抱っこしたり、重い物を持ち上げたりすると激痛が走る
  • 家事や育児で忙しく、運動不足、姿勢も悪い

目標は、子どもと公園で思い切り遊ぶこと、趣味のガーデニングを楽しむこと、快適な日常を過ごすことでした。

初回施術

施術の写真

腰から骨盤にかけての筋肉の緊張と姿勢の歪みを確認しましたので、

  1. 患部を安静にする処置
  2. 筋肉の緊張を緩和する手技療法
  3. 頭部・首・肩の筋肉の緊張緩和、鎮痛、血行促進、自律神経の調整を目的とした鍼施術
  4. リラックス作用のある温灸
  5. 姿勢改善のための指導(家事動作、育児動作に合わせた指導)

を行いました。

施術後、腰が少し軽くなったとのことです。

2回目の施術(2日後)

筋肉の緊張が少し和らぎ、痛みが軽減してきましたので、

  1. 骨盤周囲の緊張を緩和する手技療法
  2. 骨盤の可動域を広げるストレッチ指導
  3. 家事や育児中の姿勢改善指導

を行いました。

3回目の施術(3日後)

痛みがさらに軽減し、日常生活での動作が少し楽になりましたので、

  1. 全身のバランスを整えるための骨盤、脊椎の調整
  2. 腰周囲の筋力トレーニング(自宅でできる簡単な運動)

を行いました。

1か月後

日常生活での痛みは軽減し、子どもと公園で遊べるようになりましたので、

  1. 運動療法(ウォーキング、ヨガ)
  2. トムソンベッドを用いた骨盤矯正
  3. 家事や育児の動作の改善指導

を行いました。

2か月後

ガーデニングを以前のように楽しめる程度に回復しましたので、

  1. 運動療法(ヨガ、水泳)
  2. トムソンベッドを用いた骨盤矯正

を行いました。

3か月後

お子さんと公園で遊んだり、ガーデニングを楽しんだり、快適な日常生活を送れるようになったとのことです。
腰痛の再発は認められませんでした。
運動療法、筋力トレーニング、セルフケアを継続中です。

考察

施術の写真

今回の症例は、家事や育児による負担、姿勢の悪さ、運動不足が重なり、慢性的な腰痛を発症したと考えられます。

急性期の適切な施術、リハビリ、セルフケア、生活習慣指導により、3か月で症状が改善しました。
発症初期の筋肉の緊張緩和、血行促進、姿勢改善が、早期回復に大きく貢献しています。

リハビリでは、痛みの軽減だけでなく、筋力強化、柔軟性向上、ストレス解消に重点を置いたプログラムを提供しました。

再発予防のためのセルフケア指導により、長期的な健康維持が可能となりました。

ポイント

主婦の腰痛は、家事や育児による負担、姿勢の悪さ、運動不足、ストレスなど、様々な要因が重なり合って起こりやすいです。

適切な施術とリハビリにより、早期回復と再発予防が期待できます。
急性期には、筋肉の緊張緩和、血行促進、姿勢改善が特に重要です。

リハビリでは、痛みの軽減だけでなく、筋力強化、柔軟性向上、ストレス管理など、生活習慣に合わせたプログラムが重要となります。

再発を防ぐためには、日頃から姿勢に気をつけ、適度な運動、ストレスを溜めない習慣、セルフケアを心がけることが大切です。

腰痛でお困りの方は、医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けてみてください。

こころ接骨鍼灸マッサージ院 沓谷本院