27歳女性 頭痛の改善症例(気圧変化による自律神経の乱れ、長時間のデスクワーク、ストレス、睡眠不足)

主訴

2020年6月、数か月前から頭痛に悩んでいて、最近は特にひどくなったと来院されました。

  • 天気が悪くなる前や、気圧が大きく変動する際に頭痛が増す
  • 長時間デスクワークをしていると、頭痛が増す
  • 仕事のストレスやプレッシャーを感じている
  • 最近寝つきが悪く、睡眠時間も短い

目標は、仕事に集中すること、趣味を楽しむこと、快適な睡眠を取ることでした。

頭痛のイラスト

初回施術

施術の写真

頭部の筋肉が緊張していること、血行不良、自律神経の乱れを確認しましたので、

  1. 患部を安静にする処置
  2. 鎮痛作用のある手技療法(軽擦法、軽圧迫法)
  3. 痛みの少ない姿勢での安静指導(横になる、部屋を暗くする)
  4. 頭部・首・肩の緊張緩和、鎮痛、血行促進、自律神経の調整を目的とした鍼施術
  5. リラックス作用のある温灸

を行いました。

施術後、痛みが少し和らいだとのことです。

2回目の施術(1日後)

痛みの軽減を確認しましたので、

  1. 頭部・首・肩の緊張を緩和する手技療法(軽擦法、軽圧迫法、ストレッチ)
  2. 首の可動域を広げるストレッチの指導(首の前後屈、側屈、回旋)
  3. デスクワーク中の姿勢改善指導、休憩時間の過ごし方指導
  4. 気圧変化への対策指導(天気予報の確認、気圧調整アプリの使用)
  5. 頭部・首・肩の緊張緩和、鎮痛、血行促進、自律神経を調整する鍼施術
  6. 電気鍼による筋肉刺激
  7. リラックス作用のある温灸
  8. 首や肩の緊張を緩和するストレッチ(胸鎖乳突筋ストレッチ、僧帽筋ストレッチ)

を行いました。

3回目の施術(3日後)

痛みがさらに軽減し、日常生活での動作が楽になったことを確認しましたので、

  1. 頭部・首・肩の緊張を緩和する手技療法(ストレッチ、筋膜リリース)
  2. 首の可動域を広げるストレッチ指導(抵抗運動、タオルストレッチ)
  3. 睡眠環境の改善指導(枕、マットレスの選び方、寝姿勢)、睡眠導入のためのリラックス法指導(呼吸法、瞑想)
  4. 気圧変化による睡眠への影響と対策指導
  5. 頭部・首・肩の柔軟性向上、全身のバランス調整、睡眠改善、自律神経の安定化を目的とした鍼施術
  6. 低周波治療器による筋肉刺激
  7. リラックス作用のある灸頭鍼
  8. 首・肩の柔軟性を高めるストレッチ(斜角筋ストレッチ、肩甲挙筋ストレッチ)

を行いました。

1か月後

日常生活での頭痛は軽減し、仕事に集中できるようになったことを確認しましたので、

  1. 運動療法(ウォーキング、ヨガ
  2. 首から肩にかけての筋トレ(チューブトレーニング、ダンベル運動)
  3. デスクワーク環境の見直し、椅子やデスクの調整
  4. ストレス解消のためのリフレッシュ法指導
  5. 気圧変化による体調不良への対策指導(早めの休息、水分補給)
  6. 全身のバランス調整、筋力向上、睡眠改善、ストレス軽減、自律神経の安定化を目的とした鍼施術
  7. 運動療法と併用した電気鍼
  8. 上半身の筋肉の伸張性調整、頸椎、肩関節などのアライメント調整(猫背矯正)

を行いました。

2か月後

趣味を楽しめる程度に回復しましたので、

  1. 運動療法(趣味の活動、軽い体操)
  2. 首から肩にかけての筋力トレ(バランスボール、チューブトレーニング)
  3. 姿勢改善指導、作業環境の見直し
  4. 圧変化による体調不良への対策指導(アロマセラピー、ハーブティー)
  5. 運動療法と併用した鍼灸施術
  6. セルフケア指導(ツボ押し、温灸)
  7. 首や肩の持久力を高める筋トレ(軽い負荷での反復運動)

を行いました。

3か月後

仕事、趣味、睡眠を快適に過ごせるようになったとのことです。
頭痛の再発は認められませんでした。

  1. 運動療法
  2. 筋力トレーニング
  3. EMS(高周波)によるインナーマッスルの強化
  4. セルフケア
  5. ストレス管理、気圧変化への対策の指導

を継続中です。

考察

施術の写真

今回の症例は、気圧変化による自律神経の乱れ、長時間のデスクワーク、ストレス、睡眠不足が重なり、頭痛を発症したと考えられます。

急性期の適切な施術、リハビリ、セルフケア、生活習慣指導、気圧変化への対策により、3か月で日常生活を快適に過ごせるまでに回復しました。
発症初期の緊張緩和、血行促進、姿勢改善が、早期回復に大きく貢献しています。

リハビリでは、痛みの軽減だけでなく、可動域改善、筋力強化、デスクワーク中の姿勢、睡眠環境の改善、ストレス管理、気圧変化への対策に重点を置いたプログラムを提供しました。

再発予防のためのセルフケア指導や気圧変化への対策指導により、長期的な健康維持が可能となりました。

ポイント

天気(気圧)が原因の頭痛は、自律神経の乱れ、デスクワーク、ストレス、睡眠不足など、様々な要因が重なり合って起こりやすいです。

適切な施術とリハビリ、生活習慣の改善、気圧変化への対策により、早期回復と再発予防が期待できます。
急性期には、安静、鎮痛、炎症の抑制、リラックス作用、自律神経の調整が特に重要です。

リハビリでは、痛みの軽減だけでなく、可動域改善、筋力強化、デスクワーク中の姿勢、睡眠環境の改善、ストレス管理、気圧変化への対策など、生活習慣に合わせたプログラムが重要となります。

再発を防ぐためには、日頃から首や肩に負担のかからない生活習慣、適度な運動、ストレスを溜めない習慣、圧変化への対策、セルフケアを心がけることが大切です。

頭痛でお困りの方は、医療機関を受診し、適切な診断と治療、生活習慣や気圧変化への対策指導を受けてみてください。

こころ接骨鍼灸マッサージ院 沓谷本院